★超小型人工衛星用 400MHz帯FM受信機 2006年開発★
1.目的:超小型人工衛星用FM受信機の高速対応化(9600BPS)
400MHz帯FM受信機の主な仕様 RXE400MFM-101A
(1)受信感度・・・・・・ -14dB/μV Typ.
(2)消費電流・・・・・・ 30mA Typ.
(3)電源電圧・・・・・・ 定格 5V (4〜7V)
(4)動作環境温度・・・・ -30〜+70℃(周波数安定度=±2.5ppm以内/-20〜+60℃)
(5)データ伝送速度・・・ 2.4kBPS〜9.6kBPS
(6)ケース外形・・・・・ 76×50×10.5mm 以内
(7)質量・・・・・・・・ 約44g
注)通信周波数はマイコンからPLL設定。
2.設計方針
約6ヶ月間で開発する。
途中で放射線試験を実施して、方針を見直す。
3.設計開発状況
設計資料 回路図
基板図
ケース
詳細な設計作業開始 ---2006.4.8
プリント基板製作手配 ---2006.4.14
受信基板を製作、部品実装と動作確認作業を部分的に開始 ---2006.4.22
受信基板は水晶の振動子とフィルタ入荷待ち。一応受信動作を確認した。 ---2006.5.1
フィルタを入手して受信特性を測定、選択度は良好、受信感度は-14dB/μV(12dB-SINAD) ---2006.6.5
軌道上で放射線1年分の被爆に耐えるか、放射線試験の結果待ち ---2006.7.3
結果は2年分の放射線照射で発振信号は確認されたが一度停止した後の再制御が出来なくなった。
当初の目標1年間分に耐えるのはクリアした模様で、仕上げの作業を今後行う。 ---2006.10
各種の試験を経て東大-中須賀研の次期衛星へ搭載予定になりました。
☆このページは依頼元「東京大学 中須賀研究室」の了解を得て公開しています。
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-----編集責任者:西 裕治 (Ji3CKA)-----